高圧力学会とは
圧力は温度とともに物質の性質を支配する基本的な外部因子の一つです。圧力に関する科学と技術の知識はおおむねここ半世紀の間に蓄積されたものです。特に,圧力の発生に関する進歩は著しく,実験室内で発生,維持,制御できる圧力・温度領域は格段に拡大され,加圧される試料の体積も年々増大する傾向にあります。今や最高到達圧力は,高圧力科学者の夢である金属水素の生成が可能な圧力領域にまで達しています。高圧力の利用は物理学,化学,生物学,宇宙科学,地球科学,海洋科学,材料科学,電子工学,機械工学,エネルギー工学,化学工学,食品化学,生物工学,薬学,医学など,あらゆる学問分野に広がり,先端技術の開発の一翼を担うに至っています。
本会は高圧力下の科学と技術及びこれと密接に関連した分野に興味を持つ研究者,技術者相互の連絡を通じ,高圧力に関する科学および技術の研究と応用を促進することを目的とします。1993年度に日本学術会議の学術研究団体に登録されました。
- 設立趣意書 [PDF316KB]
- ニュースレター創刊号 [PDF2679KB]